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2014年5月2日金曜日

本気のクロコは鞣しが違う:クアトロ・ガッティ&レザック

レザーの王様といえばクロコ。体長3メートル級の巨大クロコダイルでも、取れるクロコレザーはわずかトートバッグ1つぶんだとか。そんな最高級革を活かすも殺すも、それはズバリ鞣しの技術といわれています。
クロコレザーの世界では知らぬ人なしの最重要ブランド、クアトロ・ガッティとレザックの財布で、今一度クロコの何たるかにフォーカスしてみました。


QUATTRO GATTI  クアトロ・ガッティ

高CPで妥協なし

クロコにとって鞣しがどれだけ重要な役割を持ち、その作業にどれだけ手が入れられているか。欧州メゾンに供給する世界屈指のタンナーから仕入れたクロコ原皮。それを日本でさらに再鞣し、染色する。
クアトロ・ガッティのクロコアイテムは、必ずしも一枚革のど真ん中だけを使うわけではありません。それでも近年、スーパーブランドによる高等級クロコの買い占め現象が起きている中、同等の仕入れルートを堅持し、完全自社生産をつづけています。クアトロ・ガッティのクロコアイテムが優れたコスパを発揮するのには、こんな理由があります。
限られた数の職人が手仕事で作っているため生産数はぐっと少ない。そんな点もファンにはたまりませんね。


左から
いずれもクアトロ・ガッティ



クロコは鞣しが品質の要





LE SAC  レザック

いわく、「クロコの絶対価値を提言します」

ベビークロコと云われる仔ワニをセンターカッティングにより1枚裁断。それを熟練職人がハンドメイドする工芸品のような長財布。素材遣いの贅沢にプラスして、コバの重なりから手にした時のフィット感や手触りまで、官能的というほかありません。キング・オブ・クロコ・ブ
ランド、それがレザックです。
レザック社がこのブランドでもって、エキゾチックレザーが氾濫する市場で「クロコの真の絶対価値を提言する」と言い切っており、自信のほどが伺えます。

ちなみに私のおすすめは、ブラックではなく、やや明るめのカラー。ブラックももちろん使うほどに艶を増しますが、経年変化で目に見えて色に深みを増すのは、それよりやや明るめのカラーです。


左から
いずれもレザック






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