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2013年7月29日月曜日

Bottega Veneta : Leather Blouson

レザーアイテムには
貫禄とか香気とか迫力というのがある。
レザーは動物を殺して作るものだから
必然的にそういう重みが備わるのだろうなと
そんなふうに僕は深いところでは思っています。


ボッテガ・ヴェネタのレザーブルゾンです。
デザインのベースになっているのは
シングルのライダースジャケット。
逆三角形型のシルエットに短い着丈に
ライダースの醍醐味を感じます。

レザーは、メリノ種の最高級ラムレザー。
クッション性を持った柔らかな着心地がとても心地よく
光沢感も深みがあっていい。
エスプレッソカラーがまたすごく合っている。

内側はほぼ全面ウールボアになっていて
防寒性もばっちりなのですが、やはり一番なのは感触です。
ボアの楽しさは、独特の優しい感触だと思います。
これも動物の毛ですから
ホンモノを手に入れるということはその裏面において
命に負担をかけていることであり
その重さが、モノとしての良さや深み、本当の着心地を
与えてくれるのだと思います。

ボッテガ・ヴェネタというブランドは
デザイナーというモード世界のスタンスと
職人という工房的モノづくり世界のスタンスが
とてもバランスよく機能しているブランドです。
見た目のデザインを追いかけて
モノとしての始末を雑にするということがなくて
安心できるブランドなわけですが
そういうブランドがレザーを大切に扱い
ちゃんと拘りぬいた商品へと仕上げてくれることには
今の時代、とても感謝したい。

その精神から生まれた典型的なアイテムが
このレザーブルゾンなんだな、と思います。

バックショット

締めるとこんな具合

ウェストが絞られてます

内側はウールボア



アイテム詳細はこちら
ボッテガヴェネタのページはこちら





2013年7月28日日曜日

Celine : Pea Coat

クロンビーコートにつづいて
セリーヌの秋冬シーズン
定番コート、ダブルブレストのPコートです。


見た通りシンプルで
ストイックな雰囲気を持ったピーコートですが、
襟がかなり大きめにできていて
立ち襟スタイルにすると面白いアクセントになります。

襟を立てるとエリザベスカラーみたい

ほかにも、スリムなシルエットに
6つボタンを詰めるように配置することで
ウェストのシェイプ感を強調していたり、
袖丈が8分丈と短くしてあったりと
なかなか個性的です。

素材はウールで、メルトン地になっています。
注目したいのが、背裏。
アセテートやビスコースといった化繊を
使うのが一般的ですが
贅沢にシルク素材を用いています。

背裏はシルク素材

ほかにもステッチにテーピング加工を施したりと
細かいところまで丁寧に贅沢に作られています。
ヒップジャストの着丈で
サイドベンツ仕様なので動きやすく
パンツスタイルからスカートスタイル、
ワンピースにもコーディネイトしやすい。

普遍的なアイテムですね。
カッコ良い。

シンプルなバックスタイル

短めの袖丈



素材はウール



アイテム詳細はこちら

セリーヌのページはこちら




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Celine : Crombie Coat

セリーヌの定番クロンビーコートです。

別名、チェスターコート。
デザイナーのフィービー・ファイロ自身が
プライベートでもこのコートをよく着ています。
今のセリーヌを語るコートです。
色は人気のキャメルカラーです。


セリーヌも最近
肩がラウンドシルエットになったふんわりタイプのクロンビーコートとか
いろんなクロンビーコートを出してきましたけど、
こちらは、メンズライクな肩のある定番中の定番クロンビーです。

ボタンなしのシングルで、ざっくりと羽織る。
でも形がカッチリ目にできているので
着崩れないです。

デザイン性に個性が強いモードなアウターや
ダウンウェアみたいにカジュアル色が強いアウターは
なんだかんだで着て行けるシーンが限られてしまうので
モードなのだけど
場所を選ばないこんなウールコートがやっぱり欲しい。


やや狭い襟元のVラインから
裾にむかって緩やかにカーブしたカッテング。
メンズライクではありますが
小さめラペルやショルダーライン
襟元のVラインなど随所でフェミニンな仕上がりになっています。

きれいめのパンツやスカートにあわせたり、
あえてカジュアルなスリムパンツにスニーカーという
マニッシュスタイルのコーディネイトもできそう
着こなしの想像力もわいてきます。

胸ポケットの玉縁がミニマムできれい

襟裏にグレー地の切り替えし

袖口はボタンなしのシンプルなデザイン

裏地


ウールメルトンの生地



アイテム詳細はこちら

セリーヌのページはこちら
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSLIST-1140


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2013年7月19日金曜日

ヴィクター&ロルフのめちゃくちゃハードな世界

ヴィクター&ロルフの2014春夏コレクションを見ていて
画像を調べたくなりました。

まずコレクション写真を9枚無作為に抜粋してみます。


そして、顔の部分だけトリミングして9枚並べてみます。


そして、9枚の顔写真をレイヤーで重ねてみました。


すばらしい。




同じことを、脚の部分だけトリミングして9枚並べてみます。


そして、9枚の脚写真をレイヤーで重ねて見ました。


すばらしい。




ヘアスタイルや眼鏡が一緒なのはもちろんですが
顎をどれだけ引くかとか
口角をどれだけ上げるかとか
視線はどこかとか
完全一致させています。

ヴィクター&ロルフのコレクションを見るたびに
ずっと気になっていたことです。

そして
どっちの足を上げるか、も計算して
キャットウォークさせプレス用写真を撮っています。


ちなみに、この2014年春夏メンズコレクションに対して
FASHION PRESSの与えたタイトルが

義務的な制服を反抗的に刷新」です。

義務や制服といったコントロール管理された世界以上に、
めちゃくちゃハードにコントロール管理された
ヴィクター&ロルフの写真を見ながら
コントロール管理への反抗と刷新について
考えました。




2013年7月16日火曜日

Boglioli : Dover

ボリオリの代名詞モデル
ドーヴァー(DOVER)ですが
2013年秋冬の新作では
こんなチーフ付きのダブルジャケットが登場しています。


何をクラシックというかは定義の問題なのでしょうが
僕にとってのボリオリのジャケットは
今の雰囲気を取り入れカジュアルにアレンジした
モードなジャケットというイメージです。

肩パッドのないアンコン仕様のソフトジャケットだから
という理由もありますが
一年とか半期といった短いスパンで
美のディテールを時代々々に沿ってアレンジしてくる
そんな面にもモーダ系ならではの個性を感じます。

例えばこんなふうにチーフを付けて
なんとなく「見せびらかし」的な演出をしてくるイヤラしさ。
こういうライトな感覚が
拘りぬかれたテーラードのヘビーな技術を潜り抜けて出てくる
この感じがすごく好きです。
技術の重さや確かさといった伝統世界と
時代のムードを軽やかに取り入れる軽業的なモード世界とが
ハイブリッドになって混じり合う
まさに、この感じ。
これが実はボリオリにセットされた
一番深い魅力なんじゃないかと僕は思っています。

それにしてもこのジャケット
幅広のピークドラペルに立体感のある肩まわり
そして堂々とした胸元から
絞り込まれたウェストへのラインと
シルエットの美しさが際立っています。
100%ウールの背なし仕様なので、軽い。
ドレープもきれいに出ます。
男なら、こんなジャケットの一つや二つ
ワードローブに持っておきたいものです。

ゴージ位置が高く、イタリアらしい色気を放ちます。

チーフはブルー系のグラフィック柄

素材はウールの引き揃え生地

アイテムの詳細はこちら

色違い(ダークネイビー)はこちら

ボリオリのページはこちら



2013年7月8日月曜日

Balenciaga : High Heel Shoes

アレキサンダー・ワンによる新生バレンシアガ
BALENCIAGA : High Heel Shoes

バレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任した
アレキサンダー・ワンによる
2013年秋冬ファーストコレクションアイテムが入荷しました。
その1つがこれ、
ルージュカラーが美しいハイヒールブーツです。


滑らかなスムーズレザーを切り替えた
アッパーのサイドに
ブラックゴアを採用したデザイン。
エレガンスとワイルドさ、
2つの相反する方向性をミックスした
ワンらしい仕上がりになっています。
脱ぎ履きが容易でフィット感が高く、
プラットフォーム仕様なので履き心地は快適。
高ヒールなので美脚効果があり、
どの角度から見ても完璧なフォルムです。
履くだけで
気分もコーディネイトも格上げできる、
そんなオーラを持っています。

鋭角的なフォルムがきれい

サイドはブラックゴア

アウトソールもレザーで丁寧な仕様

アイテム詳細
バレンシアガ



2013年7月5日金曜日

Orobianco : Agno&Nostradamus

オロビアンコの新作バッグが入荷しました。

今回到着した新作は7型です。
リュックサックのAGNO4型と
トートバッグのNOSTRADAMUS3型。


まずAGNOですが、魅力は何といっても使いやすさです。
無意味な装飾を排したミニマムなデザイン性もカッコ良い。
カモフラ柄が入荷しているのですが、それがこれです。


レザーとナイロンのWマテリアルになっています。
そしてジップヘッドが2つのデュアルジップ仕様クロージャー。
サイドにはレザーポケット。
ストラップは通常のリュックと同様、厚みを持たせたナイロン製なのですが
長さ調整できるベルト部分だけがレザー素材に切り替わっています。
こんな細部の仕様に、ありそうでどこにもないオシャレ感が出ています。

ジップヘッドが2つのデュアルジップ仕様クロージャー

サイドにはレザーポケット

ストラップはナイロンとレザー

そしてもう一つはNOSTRADAMUS。
その独特なボディ形状とリュクスな面構えは
オロビアンコの数あるモデル中、
最高峰に位置する人気のロングセラーモデルです。
貫禄のあるレザー仕上げになっています。


台形型のくびれたボディが
ちょっとレディースのハンドバッグを思わせる部分もあって
妙に艶っぽい雰囲気を持っています。
ただ作り自体は重厚なので、
メンズバッグの貫禄が漂っています。

この名作モデルが持つ色気
それを最大限に活かしてくれるカラーは
僕はこのホワイトじゃないかと睨んでいます。
クロコの型押しレザーがよくハマる。
スタイリッシュな香気芬々の一品です。

開口部ストラップはマグネット式

サイドにはポケット

マグネットでマチ幅が調整できます

そして、新作販売開始を記念して
7月10日までの期間限定プライスダウンも開催中。
お見逃しなく!

7月10日までの特価祭会場

オロビアンコの全ラインアップはこちらでチェック



2013年7月2日火曜日

Furla : Ginger

フルラのバッグコレクションの中で
ひときわ目を惹くモデル

GINGERのトートバッグです。


GINGERの象徴的意匠といえばボールチェーン。
パチンコ玉みたいな金属球体がボディを這うように
ゴテゴテと絡まっているさまはロックでカッコ良く
私も大好きなバッグです。
GINGERシリーズの中でも特に
トートバッグのボールチェーンが一番好きです。

ボディの真ん中を縦断したボールチェーンが
二手に分かれたあと
ハンドル部分に沿ってぐるりとまわり再び結びつくデザイン。
これがすごくカッコいい。
開いたジッパーにも似ていて
いかにもロックな感じがします。

肩下げでも使える、やや長めに設定されたハンドル


マチをもたせないフラットな作りで
荷物を入れるとボディが真ん中から膨らむ
そのシルエットがグラマラスです。

ボールチェーンは底面を回り込み、背面も同様に縦断

ボールチェーンはレザーループに通して固定しています

素材はフルグレインのカーフレザー。ボディ左上にメタルロゴ


ジップポケットにスマートフォン用ポケットもついています

アイテム詳細はこちら

フルラのページはこちら



2013年7月1日月曜日

Gardel : Gothic Fantasy

ガーデルのアクセサリーが新着しました

十字架とスカルをモチーフに
シルバーとジルコニアで造形した
ネックレスやブレスレットです。


ガーデルのアクセサリーは
十字架、スカルのほか、
雷光、ローマ数字、馬蹄、ハート、星....と
さまざまなイメージソースを落とし込んでいるのですが
これらのイメージには
いずれも共通したある匂いを感じます。
何の匂いかというと、
ヨーロッパ、ゴシックファンタジーの象徴世界の匂い...
欧州に残る神話や伝説に繰り返し現れるモチーフです。

こういう古いモチーフは、
例えば
十字架だと神とか運命とか受難、
スカルだと死とか悪、
ローマ数字だと秩序とか運命、
ハートは愛、
星は希望
みたいに、何かの寓意、
人間の深い部分と関係する
さまざまな存在側面の寓意として機能している。

それをアクセサリーとして
身体に身につける。
これぞゴシックですね。

ただゴシックなのだけど、ごてごてしてなくて
サラッとしたクールなデザインになっているところに
ガーデルらしさを感じます。

例えば、このいぶされたシルバー925のネックレス


ジルコニアを嵌め込んだ十字架

その上にはスカル

そして、星もあります
3イメージが見事にそろった
ゴシックファンタジーの象徴世界です。

詳細はこちら

ガーデルのページはこちら