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2013年11月22日金曜日

名品図鑑04 ボッテガ・ヴェネタ“イントレチャート”のレザーグッズ


ボッテガヴェネタの誇る不朽のアイコン「イントレチャート」は、イタリア・ヴェネト州の伝統的な革細工技術に根付いた「編み込み」の技法。「ヴェネトの工房」を意味するブランド名からもわかるように、根底に職人気質を持っています。
技術を追及し最高級のなめし革を用いることで、芸術的と称賛される「イントレチャート」は完成しました。扱いの難しいソフトレザーを隙間なく編むには熟練の腕と膨大な手間を費やしますが、使っていくうちに凹凸が馴染んでフラットな一体感の現れる独特な経年変化や、型崩れ知らずのしなやかさを実現します。
「持つ人が主役」というブランドモットーの宿るシンプルなデザインで、年齢・性別・装い・シーンを問わず使用できるのも、これほどまでに支持される理由のひとつではないでしょうか。(薜)

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2013年11月19日火曜日

バレンシアガやアルマーニに見る、新世代セカンドバッグ。

1980年代、バブルの象徴へと成り上がり、しかしバブル崩壊後は一転、ダサカルチャーの象徴へと失墜した伝説的アイテム。といえば、ケミカルウォッシュジーンズ、そしてセカンドバッグだ。
今季どういう紐付なのか、そのセカンドバッグが流行りに流行っている。
時代は繰り返すのか…。僕は笑った。
そして僕はセカンドバッグの世界を探索することにしした。
そして気づいた。以前とは少し調子が違うことに。

BALENCIAGAが放つ新世代型セカンドバッグ「CLASSIC FILE ARENA」


写真のアイテム(BALENCIAGA:CLASSIC FILE ARENA)


これは30年前の、あの伝説的なセカンドバッグではない。まったく新しい何かだ。ドキュメントケースなどというすこぶるカッコ良い名前までついている。どうやらこういうことだ。ずんぐりした小さくて太っちょのオヤジは、銀座や麻布で、古き良き時代を泳いでみるのだが、その息子は、30年の時を経てオシャレにカッコ良く、ニューヨークや上海、海外の街々を闊歩している。どうやらセカンドバッグにも物語があるらしい。

ところで、ドキュメントケースという異名を持つこの新世代セカンドバッグが、なぜ今こんなに流行しているのだろう?

思えばここ数年、トートバッグに注目が集まり、ラフに軽快に街を歩くバッグスタイルが人気となっている。そのトートバッグ人気は進化し、ついにハンドルを持たず、クタッとバッグを二つに折って脇に抱えて持ち歩くスタイルが流行りだした。それがどうやらオシャレなのだ。それがどうやらスタイルなのだ。それがどうやら現代なのだ。

結局、クタッと二つ折りにして持つトートバッグがカッコいいという思考は、新世代セカンドバッグ、ドキュメントケースの登場を簡単にした。思えば僕の学生時代には、教材やノート類をバッグに入れるんじゃなくて、もっとラフにカジュアルに、ベルトバンドで留めてそれを小脇に抱えて持ち歩くオシャレなヤツが何人かいたが、そんな出で立ちスタイルが十数年ぶりに思い出される。

ところがどうだろう、今や時代はペーパレスに近づきつつある。ノートや書類はできるかぎり削減され、会社や大学で必要な資料、いわゆるドキュメントは、バーチャルデータに移行しつつある。つまり新世代ドキュメントケースとはノートや書類を入れる容器ではなく、タブレット、すなわち現代のモーセの十戒を記した石版を持ち歩くものなのだ。
iPadの登場がライフスタイルを変え、バッグの世界を変えた。
新世代セカンドバッグは、iPadを持ち運びながらバーチャルデータで生活を組み立てる新しい時代の物語なのである。



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バレンシアガのドキュメントケースが新たに入荷しました。そして、新しいセカンドバッグの物語が詰まった今季注目のアイテム、ほかにもこんなものがあります。

バレンシアガ/BALENCIAGAのCLASSIC CLIP L


ナイロンジャガード生地をベースに、バレンシアガのアイコンといえるスタッズやジップトップのレザー紐を使用して存在感を高めたクラッチバッグ。人気の定番シルエットに白いテーピングをプラスしたエクステリアは、クリーンかつスポーティなイメージ。フロントポケットやキーリングなど細かな仕様は使い勝手が良く、内部は仕切りがあるので荷物の区分けもイージーでついつい手に取ってしまう絶妙なサイズ。旅行時のバッグインバッグとして、また書類やウォレット、タブレットなど常にモバイルしたいガジェット類も含めスマートに持ち運びでき、デイリーユースとしてもお薦めです。






ジョルジオアルマーニ/GIORGIO ARMANI


ブラウンカラーのサフィアーノレザーを採用したドキュメントケース。フラップにシルバープレートがセットされており、そこには「GIORGIO ARMANI」とロゴの刻印がアイコンアピール。近くで見て初めてアルマーニとわかるニクイ演出に老舗の余裕と大人のゆとりを感じさせます。コンパートメントはA4サイズの書類が出し入れできる頼もしい仕様。フラップのジップファスナーを開くと用途に合わせて使い分けられるポケットが装備されているのが本デザインの特徴。カードポケット、コインポケット、ペンホルダー、その他のポケットにはパスポートやチケットが収納でき、ウォレットなしでもスマートに過ごせます。上質素材遣いとミニマムな機能性でビジネスのステータスとニーズを満たす秀逸バッグ。ご愛用に是非。






ジョルジオアルマーニ/GIORGIO ARMANI


上記アイテムの色違い(ダークブラウン)。






ドルチェ&ガッバーナ/DOLCE&GABBANA


シボ加工された表情豊かなブラックレザーをエクステリアに採用した本モデルは、その柔らかな質感と光沢のある発色にラグジュアリーなセンスを覚えるドルガバらしい素材遣い。鍵やジッパーなど随処に使われたハードウェアには経年処理が施されていて、味のあるニュアンスを加味しています。インテリアには、打って変わって、総ブラックのツイルファブリックが張られているためレザーほど気を使わずにガシガシ使えるのがポイント。細かいポケット類が実用性を増し、整理しやすく頼もしい仕様が与えられています。A4大の大きさですので、持ちやすく、またスリムな作りはブリーフケースやボストンなどに入れても嵩張らないのではないでしょうか。オンオフ兼用でお役立ていただけるお薦めのクラッチバッグです。





ボッテガヴェネタ/BOTTEGA VENETAのマルコポーロ


ボッテガヴェネタのトラベルライン「マルコポーロ」は高い機能性とタイムレスなデザイン性を取り入れた、公私ともにアクティブなライフスタイルを送るメンズ向けに考案されたシリーズ。本モデルはバリスティッククロスを採用したA4サイズのドキュメントケース(書類入れ)。耐久性・防汚性・発色性に優れたハイパフォーマーであり、外からのネガティブな要素をシャットダウンしてくれる頼もしさが重宝されています。デュアルジップのラウンドファスナークロージャースタイルで、出し入れが楽。総ブラックでクールで、かつシックに完成した本作。デキる男に仕上げてくれる逸品です。






セカンドバッグ一覧
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2013年11月14日木曜日

名品図鑑03 ディオールのレディディオール



レディ・ダイアナこと故ダイアナ妃が愛用していたことで有名になったクリスチャン・ディオールのアイコンバッグ、レディディオール。ナポレオン三世様式の籐椅子を模したバッグは当初「カナージュ・キュイール(籐編みのレザー)」と呼ばれていました。ディオールの上顧客であった元フランス大統領のシラク夫人が1995年9月にダイアナ妃にプレゼントしたところ、ダイアナ妃がとても気に入り、すぐにディオール本店で全色注文したとか。外出する際はいつも愛用していたため話題になり、翌年レディディオールと改名されました。
毎シーズン数多くのバリエーションが発表されていますが、厳選された素材をクチュールの精神に基づいて制作される端正なルックス、かつクラシックな色香は、完璧。母から娘へと時代を超えて受け継がれる価値を内包した名品として位置づけられています。(村越)


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2013年11月11日月曜日

ヌーディージーンズ 名作の特徴を知ろう

スウェーデンのオーガニックデニムブランド、ヌーディージーンズ(Nudie Jeans)ですが、このブランドはディーゼルなんかと同じで、スタイルやシルエットを数字ではなく固有名詞で表現しています。
リーバイスやドルガバみたいに501とか14とか言われるより、スリムジムとかチューブトムとか言われるほうがイメージに肉感が出てくるので僕はこういうモデル名の付け方が個人的に好きなのですが、まだ新しいブランドなので、みんなそんなに馴染みがないかもしれません。
そこで、一目でわかるチャート図解を作ってみました。
ジーンズ専門ブランドとしての力量、コストパフォーマンス、そしてオーガニックという時代を捉えたコンセプトを思うと、今急成長し、今後も伸びてきそうな予感のするデニムブランドです。
ぜひ参考にしてみてください。


SLIM JIM
レギュラーライズのストレートライン。ヌーディーきっての王道スタイルといえる。かつてはスリムストレートとして展開されていた。

HANK REY
ルーズ感あるクラシックシルエット。昔ながらのジーンズといった感じ。ラインはストレート。ヨークが低めでヒップポケットの位置も低い。
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TUBE TOM
タイトフィットながらレギュラーライズのため、THIN FINNやTAPE TEDよりもややスタンダードな着用感が楽しめる。
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KHAKI
ボディ全体をゆったりとさせたストレートスタイル。ライズも深め。ストリートスタイルをイメージさせる。
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THIN FINN
時代の空気感を捉えたタイトフィット&ローライズ。一番人気のモデル。ほんのりキャロットシルエットでTAPE TEDほど細身ではない。
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GRIM TIM
ノーマルライズのスリムストレート。膝下から緩やかにテーパーが入ったキャロット風スタイル。人気定番の一つです。
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TAPE TED
モードな着こなしにピッタリ合った一番の細身スタイル。ワタリから裾までピッタリのナローレッグオープンで、ヨークも低めにセット。
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ヌーディージーンズのアイテム一覧
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSLIST-1369




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2013年11月5日火曜日

名品図鑑02 バーバリーのトレンチコート



英国を代表する大ベストセラーのバーバリー「トレンチコート」。歴史は第一次世界大戦へ遡り、塹壕戦(トレンチ)に苦戦する戦士からヒントを得て、戦闘服「タイロッケンコート」に改良を加えたものが始りだそう。
50万の戦士を支えたコートは後に、ジョージ5世他各時代の王室からロイヤルワラントに認定され、エドワード8世からはグレイトコートデザインを授与されている。悲しい戦争からセレブリティ御用達という華やかな世界へ。180度異なる変貌を遂げているのが興味深い。
そんな稀代のウェアを象徴化したのが裏地として初めて採用されたチェック柄というのも実に運命的。トレンチコートが英国史の一端を担ってきた名誉と変遷の証として、半永久的に存在し続けるのは間違いない。(西岡)

写真のアイテム
http://www.modern-blue.jp/GOODSDETAIL-42838
バーバリーのトレンチコート一覧
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODS_SEARCH?SEARCH_KEYWORD=%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%aa%e3%83%bc%20%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%81


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メンズも細ベルトを締める、という習慣。

メンズ服の世界はいろいろルールがうるさいですからね。
ジャケットの袖から出るシャツのカフは3cmであるべきだとか、少なくとも裾はお尻を隠すべきであるとか、外羽根式シューズはちゃんとした場所へ履いて行ってはいけないとか。とにかくちゃんとやろうと思うと、ディテールまで細かいルール、伝統の美意識からくる暗黙の事項がいっぱいある。
こんながんじがらめのすでに決まってしまっている世界が、果たして自由なモードなのか?
これがモードの現実なのか?
モードは、ほら、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクのこのスーモみたいに、もっと自由でクリエイティブで楽しいものじゃないのか?
そう思うことが僕にはあります。


「何を言ってるの。男がこの社会で一人の大人として周囲と関係を切り結び生きるための服と、人間の感性を解放する祝祭としてのモード服は違うんだよ」

人はそう言うのでしょうが、でも、大前提として人は服を着て生きるのであって、生きることと服が直結している。それがこんなふうに性格分裂しているのは何かが間違っている、と僕は思います。

本来、モードは服についての人の感性を揺り動かしながら社会に働きかけ、社会をより新しく作り替えていく力を持たなくちゃいけないのに、コレクションで試みられるそうしたユニークなモードが現実社会と切り離され、コレクションの中で閉じてしまっている。
じゃあ現実はどうかというと、相変わらずルール、常識、伝統の美意識をベースにして成立している。それは、こういうルールのほうが考えとして根が深く、服の本質に近く、信頼に足る人間の感覚だからかもしれません。

そうはいっても、時代とともに動いている部分、変化している部分もある。でもそれはデザイナーの力というより、ストリートの力だったりする。
1960年代まではみんなカジュアル着も普通にスラックスパンツを履いていたわけです。でもジーンズを履き始め、今じゃ職場でも履ける仕事があるし、ジーンズはメンズ服として当たり前になりました。この流れを誰が作ったのかといえば誰でもなく、ストリート発生です。むしろデザイナーズモードの世界は、それまで伝統に則ってジーンズをずっと退けていた。最近のスウェットパンツの隆盛もやはりストリートです。デザイナーは結局伝統を重んじ、新しい服の世界を作るよりは、世の中の現象を後追いで形にしているようです。

最近の具体的な話をすると、十年前までは細いベルトといえばウィメンズのベルトと相場が決まっていました。何でだろう? 女性の方が華奢でスリムなラインを強調すべきだから細ベルトが合うの? いや、女の人でも太った人はたくさんいます。女の人がスリムさを強調すべきで、男はそうではないなんていう根拠はどこにもないです。それに、ウィメンズには極太ベルトもあります。つまり「細ベルト=ウィメンズ」なんていう等式には何の根拠もないのですが、ずっと、それはウィメンズのベルトだという暗黙のルール、習慣・常識が働いていたわけです。

ベルトの太さですよ。ベルトの太さが人間の衣服の何の本質に触れているのかわからない。そんな部分にすら習慣・常識に引っ張られるまったく保守・不自由な世界がモードの世界だなんて、どういうわけだろう?

そして新しい習慣が始まりました。つまり、メンズも細ベルトを締める、という習慣です。ディオールオムを筆頭に、メンズ服がどんどんスキニー化・股浅化していく中で、装いも無機質にシャープになっていき、ネクタイもナロー化、それに合うベルトも細ベルト化し、メンズ服とウィメンズ服も少しずつボーダレス化、ユニセックス化していく。
来季ウィメンズはフェミニンが復活と言われていますが、こういうのはミクロな流行変化で、10年、数十年スパンの大きな流れではユニセックス化、ノンセックス化していて、この流れは相変わらず続く、つまり、習慣化すると思います。

そんな長期視野に立って、ここに取り上げたいのがディースクエアード(DSQUARED2)のこの細ベルトです。十年前までは「細ベルト=ウィメンズ」で成立していた世界が信じられないくらい、細いメンズベルトです。とにかく、時代はここまで変わったということです。

アイテム詳細:http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSDETAIL-38419



このベルトがちょっと面白いのは、細いけど、厚いということです。これはバンドというよりロープです。ベルトというアイテムに、ロープ、ドローコードみたいなイメージを注ぎ込んでいるところが新しい。でも、バックルや配色は完全にメンズベルトの伝統に則っているわけです。デザイナーの綱渡りでしょうね。概念崩壊させるまで新しいベルトの世界には行かない。その一歩手前で伝統の王道スタイルに則り、少しだけ位置を変えてみる。今のデザイナーたちがやってる仕事のスタンスが、とても象徴的に表されたベルトなんじゃないかな、と僕は思います。




ブラウンバージョン:http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSDETAIL-38420




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