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2014年4月20日日曜日

パル・ジレリを主役に据えてのコーディネート

久しぶりに入荷しました、パル・ジレリ。

北イタリアのヴィツェンツァを拠点にしたテーラード系のメンズウェアブランドです。ファクトリー系のスペシャリスト集団を母体にしたブランドなので、職人技の高さに定評があります。スーツのパターン・オーダー(ス・ミズーラ)などでも高いノウハウを持っています。

そこで今回は、そのパル・ジレリを主役に据えてのコーディネート。
これからの季節らしい、ブルーのグレンチェック柄のジャケットを使ってみました。


使用アイテム
» ジャケット:PAL ZILERI
» シャツ:ORIAN
» ストール:ETRO
» ボトムス:MAISONS EMS

ポイント
パル・ジレリというブランド自体が、テーラードをベースにしながらも街着カジュアルを意識させる個性をもっているので、Vゾーンに華やかなストール、ボトムスは注目の白と、軽やかに攻めてみます。袖口に赤いボタンがチラッと見えるのが粋です。


ほかにも、全ディテール完全手作業という最上級コレクション「サルトリアーレ」のジャケットを筆頭に、クラシックカジュアルな街着スタイルの「コンセプト」、2005年に誕生したカジュアルライン「Lab」など、テーラードをベースにしながらレインジの広いラインアップになっています。

» パル・ジレリのページはこちら

2014年4月15日火曜日

似合うサングラス選びのポイント

人それぞれの肌の色や顔の輪郭があるのなら、似合うサングラスも人それぞれです。
自分にマッチするのはどのタイプ?
オシャレさんなら知っておくべきサングラス選びの基本を大公開、そんな特集を組んでみました。





サングラス選びのポイント その1
リムの形

顔の形に合ったリム(レンズを囲む淵となるパーツ)のサングラスを選びましょう。


卵顔の人はたいていのサングラスが似合います。逆に、四角顔の人は絞り込んで探したほうがよいかも。
ちなみにジョン・レノンは面長なので、実はラウンド型サングラスとの相性は△ということになってしまいます。あくまで一般的には、という表で、参考程度に捉えていただければと思います。

さて、そうはいってもそれぞれのリム型には特徴があり、効果も違います。
それを以下に紹介したいと思います。


A.  スクエア

フロントが長方形のサングラスです。角がシャープさを印象づけ顔を引き締める効果があります。また目と目が少し離れている方の個性アピールにも有効です。
特に似合う顔は、丸顔と逆三角顔です。


写真のアイテム

スクエア型サングラス一覧
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B.  フォックス

キツネ目のように目尻の上がったデザイン。
凛としたイメージや、コケティッシュな魅力を引き出す。シャープでスタイリッシュなイメージに。
特に似合う顔は卵顔と丸顔です。



写真のアイテム

フォックス型サングラス一覧
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C.  ウェリントン

逆台形を基本とするフォルム。テンプルを接続するヨロイの位置が最上部にある。
フレームの角がちょうど顔の幅と重なるとバランス良く見える。
特に似合う顔は卵顔と面長顔です。


写真のアイテム

ウェリントン型サングラス一覧
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D.  オーバル・ラウンド

レンズを丸いフレームで囲ったサングラスで、サークル型とも呼ばれる。
柔らかく優しいイメージ。輪郭や鼻の形がシャープな人にマッチする。
特に似合う顔型は、四角顔、卵顔、逆三角顔です。


写真のアイテム

オーバル・ラウンド型サングラス一覧
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E.  ティアドロップ

涙のしずくを意味するティアドロップはアンダーリムの外側が頬骨の位置までカーブする形。
大きめのレンズが表情を隠し、ニヒルでセクシーなイメージを演出する。
特に似合う顔は、卵顔、面長です。


写真のアイテム

ティアドロップ型サングラス一覧
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F.  バタフライ

蝶々が羽をひろげたような形のビッグフレーム。
顔を覆う面積が広く、小顔に見せる効果がある。
特に似合う顔は、逆三角顔、面長です。


写真のアイテム

バタフライ型サングラス一覧
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サングラス選びのポイント その2
フレームの太さとレンズの大きさ

顔の小さな人は細くて華奢なフレームを、ふっくらとした顔には太めのフレームがマッチします。似合うレンズの大きさは顔の大きさに比例するのも知っておきたいところです。



写真のアイテム






サングラス選びのポイント その3
レンズカラー

カラーによってそれぞれの特性や、周囲に与える印象に違いがあります。
肌の色によっても相性があり、例えば黄みが強い方はオレンジ/ブラウン系、赤みが強い方はグレー/ブルー系がおすすめ。フレーム、レンズ共に濃い色は色黒の人に、薄めの色は色白の人に馴染みます。


A.  ブラウン系

レトロで柔らかい印象。
青色の光をカットしてコントラストが高まり、遠景が良く見えるのでゴルフや雪山にもおすすめ。



写真のアイテム



B.  グレー系

光を均一に制御し、着色無しの自然に近い色調に見えるので長時間の着用でも疲れにくい。




写真のアイテム



C.  ブルー系

青い視界は心を落ち着かせる効果があり、見た目にも涼しげな印象。
黄色の光を制御するのでドライブ時のヘッドライトの眩しさを防ぐ効果もある。



写真のアイテム



D.  ピンク系

視界を明るいイメージにし、血色がよくハリのある肌に見せる効果がある。



写真のアイテム
» PRADA


F.  グリーン系

色の再現率が高く、最も視界を自然に見せてくれます。
目に優しく、長時間かけても疲れにくい。写真のアイテム





E.  パープル系

神秘的でセクシーなイメージで肌の赤みやくすみをカバーする効果が期待できる。


写真のアイテム



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» WOMEN




2014年4月11日金曜日

ティベリオ・フェレッティ : ベルト、この美しく怪しげな花飾りよ。



フィレンツェ人が仕掛ける蠱惑のアクセサリー

ジャケットの下から覗くウォレットチェーン。その間を縫うように、男はポケットに手を入れる。裾が上がる。ベルトが見える。華やかな刺繍の入ったベルト。オレンジの花が咲いている。
「なんですかそれ、かわいい」
同僚M子(28歳)が言う。
ふだんは対上司の口しか利かない彼女が発した、急に距離を縮めるような言葉。男はゾクっとした。
いまだかつて、こんなズルいベルトがあっただろうか。

同僚A美(24歳)が自分のバッグを抱えながら、棚の最上段を見上げている。
男は言う。
「入れようか?」
「あ、え?」
「ここに入れればいい?」
「あっ、はい…お願いします」
男はバッグを取る。長い腕を棚に向けて伸ばす。ジャケットの裾が引っ張られる。その瞬間。ふたたびあのオレンジの花が顔をのぞかせる。バッグは難なく棚に収められる。たちまち花は姿を消す。
A美は緊張したように礼を述べる。
そしてしばらく間を置くと、今度はほどけたように表情を変え
「素敵ですね」と言う、「そのベルト」
その言葉がベルトにだけ言われたのではないことを、男は理解する。

こんなことが幾度も繰り返されるうち、男はベルトを意識するようになった。
そして学んだ。
ベルト、この誤解に満ちた事物よ。
こいつはズボンを腰に繋ぎとめておく用具などではない。
それは女の視線を奪い取る魔術的なアクセサリーである。
腕にブレスレットを巻くように、腰にベルトを巻く。
どこまでも華やかに、無益に、美しく、怪しげに、蠱惑的に。


ベルト。それはアクセサリー。色、柄、刺繍。そしてバックルのデザインも多彩な魔術的装身具。

ティベリオ・フェレッティの与えた衝撃

ベルトは腰に据える「飾り」である。
ティベリオにとって、ベルトとはそういうものだ。ベルトをアクセサリーという位置づけに本格的に切り替えてしまおう。ティベリオの登場が衝撃をもって受け入れられた理由は、まさにこの概念チェンジ、考え方の決定的な修正だ。
ラルディーニといいいPT01といい、イタリア人はウェアに花飾りをするのが好きだ。でも、ティベリオの花飾りはもっと大胆である。ベルトであることをやめたのだ。アイテム全体をして純粋な飾りとなり果てたのだ。変幻自在に、自信満々に、色踊らせながら。
わざと長めのサイズを身につけ、先端を垂らす。わざと一回捻りを入れて巻く。イヤらしい遣り口だ。
つまり腕にブレスを巻くように、腰にティベリオを巻けというのだ。
このブランドはベルトのほかブレスレットを手がけている。すべてリゾームのように繋がっている。装身具という、一貫した思考の線が浮き上がってくる。
バックルが凝っている。有り型は使わない。一見ふつうのビジネスベルトに見えるものも、バックルの形状や質感が絶妙に違う。装身具としての現れだ。それが独特な雰囲気を醸し出す。そしてこれまでのベルトとは、まるで違った何かとなる。


ティベリオ・フェレッティがベルトのほかブレスレットを手がけているのには、必然の繋がりがある。


コーディネート実践編

オシャレするためのベルトだから、着こなしが肝要。どこまでもチャラく軽やかに振る舞いながら、ちゃんと蠱惑的に悪の風を吹かせる。重い存在感を忍ばせる。それが肝要。ただの能天気なチャラ男になるのだけはダメだ。アホっぽく見えてしまうから。
そしてベルトは絶対に締めない。添えるのみ。ロープで腹を締め上げるようになってしまうローストビーフ現象は、絶対にNGだ。

ベルトの個性が強いため、ここではウェアをなるべくシンプルにしてみせた例を2つ紹介。 



1.地中海式リゾートスタイル



色鮮やかな、まさにティベリオといった風情のベルトを絡ませるように2本。編み込みベルトは捻りを入れ、ループを通さずに巻きます。原色系のベルトに対し、抑えた色調のウェアを同系色でコーディネート。色のバランスと視線の動きを組み立てます。ブレスレットはベルトと同系色。こちらも視線のポイントとなるように。 

使用アイテム
» 編み込みベルト(TIBERIO FERRETTI)
» 刺繍ベルト(TIBERIO FERRETTI)
» ブレスレット BEIGE×YELLOW(TIBERIO FERRETTI)
» ブレスレット PURPLE×ORANGE(TIBERIO FERRETTI)
» シャツ(QJD)
» ストール(ETRO)
» ボトムス(G・T・A)
» シューズ(SALVATORE FERRAGAMO) 



2.男の街着スタイル



クールで、色気ふんぷん。ベルトとブレスレット、ティベリオアイテムを挿色となし、あとはモノトーンベースでコーディネート。赤ベルトに対し、ブレスレットは補色のブルー。
着こなし全体がシンプルなので、ベルトの編み込み意匠にバックルの凝ったデザイン性など、見る人の視線解像度も上がります。 


使用アイテム
» 編み込みベルト(TIBERIO FERRETTI)
» ブレスレット BEIGE×BLUE(TIBERIO FERRETTI)
» ブレスレット BEIGE×YELLOW(TIBERIO FERRETTI)
» レザーブルゾン(DOLCE&GABBANA)
» Tシャツ(EMPORIO ARMANI)
» ジーンズ(NUDIE JEANS)
» シューズ(LANVIN) 


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