navi_head

home shop

2013年10月1日火曜日

ヴァレクストラだけはデザインしない

この仕事を通して、いろんなブランド品と付き合ううちに思うようになったのは、モノは素材とカタチと作りに尽きるということである。この三つがちゃんとしていれば必然、良いモノになる。

そして、ヴァレクストラ(Valextra)ほどこの三つをストレートに伝えてくるブランドはほかにないのではないか、と僕はモダンブルーで7年働いてきて思うのである。


エルメスも素晴らしい、ボッテガヴェネタも素晴らしい。でも、エルメスやボッテガはそこに少なからずデザインを加算してくる。デザイン性の変化は、それはそれで楽しいのだけど、時代々々の空気も同時に吸い込むので、少し腐る傾向があるし、市場で売れようとする媚びた態度が出てしまう。
でも、ヴァレクストラだけはデザインしない。ほとんど限りなくデザインしない。

モノを追求しカタチにしていくと“24ore”のような名作オーバーナイト・ブリーフケースになるし、“Wallet 4cc”のような普遍形の二つ折り財布になるし、“wallet 6cc”のような美しい丸みを帯びたラウンドジップ長財布になる。モノの求道された姿がそこにある。

カタチだけではない。色遣いにも曖昧さがなくハッキリとしていて、いろんな色を足してごちゃごちゃにさせるような真似はしない。
レザーの表情はエルメスと同様、驚くほど均質である。コバの仕上げやステッチの流れも澱みがない。商品を入れる箱すら直線と曲線をシンプルに使い、ロゴも同系色で沈み込ませ、カタチの完成形を示してくる。

ヴァレクストラは1937年、ジョヴァンニ・フォンタナという人によってイタリアのミラノで創業している。そのデザインは「クリーン」と評されるが、それは先に述べたとおりで無駄と迎合がないことの言い換えだろう。
イタリアのエルメスとも称される。
未体験の人がいたら、ぜひ一度トライしてもらいたいブランドだ。


中でも僕が今回おすすめしたいのがこれ。
名作“wallet 6cc”のラウンドジップ長財布で、色はコバルトブルーカラー。

この澄みきったようなブルーが独特。
女の人が持っても男の人が持ってもピッタリはまる上品で個性的なカラーである。

完璧なフォルム

アイテム詳細
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSDETAIL-43044


ヴァレクストラの一覧はこちら
MEN
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSLIST-1674
WOMEN
http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSLIST-1671

インナーもコバルトブルー

ジップヘッドはロゴ入り

箱のデザインもカタチがきれい










0 件のコメント:

コメントを投稿