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2013年10月4日金曜日

2通りに着こなせる、サンローラン注目のツイードコート

2013年秋冬デフィレで披露されたサンローラン(SAINT LAURENT PARIS)注目のツイードコートがこれです。


クラシックなスタイルですが、シルエットを含むカタチに独自のビジョンが注がれていて面白いコートになっています。
(アイテム詳細はこちら:http://www.modern-blue.jp/Page/GOODSDETAIL-43177

肩もアームもコンパクトで細身、ボディラインもスリムで最小限のシルエットで表現されているところはエディスリマンならではです。ところが、コートのカタチ自体はそんな細身スリムなのに44サイズを着ると46サイズはある感じだし、46サイズを着ると48サイズはある感じ。つまりオーバーサイズ気味に作られています。すっきり細身シルエットなのにそれを大きめにダボッと羽織るコートになっています。

フォーマルにはばっちり対応できるクラシックコートスタイルながら、実はグダッとしたグラムでグランジなロックスタイルに合せるように出来ている。
このバイロジックで攻めてくる感覚はちょっとスゴイですね。どっちのスタイルでも行けるし、しかも真逆のスタイルで行けてしまう。つまりビジョン、エディスリマンの見ているビジョンが面白い。その独自のビジョンが見事に表現されたコートです。
柄は大ぶりなヘリンボーンで、生地の厚みと立体感を強調しています。

写真では、太ピッチボーダーのモヘア混セーターとニットマフラーと合わせ、まさにエディスリマンといったスタイルのコーディネートにしてみました。
どちらも英国パンクロックムーブメントを象徴するクラシックなボーダー柄です。

しかし今やファストファッションもシルエットや柄デザインなんかは敏感に流行を捉えてくるので、こんなセーターとパッと見同じ商品もファストファッションとして安く買えるのかもしれません。でも、細部を見れば見るほど粗が見えてくる大量生産品に対して、細部を見れば見るほどこだわりが見えてくる、その違いがあります。その典型例がこのセーターの、ハニーコム構造になった編み方に見ることができる気がします。良く見ると蜂の巣状に複雑に編み込まれていて、これが微妙に見た目に変化をつけていています。
ちなみにマフラーの方は一般的なリブ編みになっています。

太ピッチボーダーのモヘア混セーター

ハニーコム構造の編み方

ニットマフラー


モヘア混セーターの詳細はこちら

ニットマフラーの詳細はこちら

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