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2014年7月4日金曜日

名品図鑑18 ドルチェ&ガッバーナのジーンズ「14」


デニムの主権を奪った名作

ジーンズといえばLEVI'Sに代表されるファクトリー系ばかりに向けられていたファッショニスタの視線を、モードへ向かせた象徴的なアイテムである。
90年代終盤、ファッションのベースがフォーマルからカジュアルへと逆転するなか、クラシックピースを得意としていたドルガバが次なる主力アイテムとして打ち出したのがジーンズ「14」シリーズだった。
ワイルドなワーク/ストリートの個性を、質の高いパターンワークとスリムなモードシルエットで料理する。この新鮮なアンビバレンスがウケた。ミュージシャンやスポーツ選手らがこぞって愛用したことも後押しになった。クラッシュ、ペイント、切り替え、スタッズなど意匠のアイデアも次々と模倣が出るほどのブームになり、異例の大ヒットを記録したのである。
「上質」というモードの専売特許を、フォーマルではなくカジュアルに落とし込んで魅せたこの成功例は、その後のモードの在り方を変えてしまった。
(西岡)


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名品図鑑17 アレクサンドル・ドゥ・パリのヘアアクセサリー


パリ美容界のエッセンス

世界の王侯貴族やトップレディたちが顧客に名を連ねる美容界の巨匠アレクサンドル。彼が手がけるヘア・アクセサリーの数々に魅了されたコレクターは後をたたず、ステータスシンボルになっています。
パリ仕込みのデザインセンスやエッジの滑らかなラインは特別で「母から娘へと大切に受け継いだ」というエピソードが生まれるほど。素材の選定や手作業へのこだわりなど、生産の段階から商品を愛でる精神が伝わってきます。
髪をきちんと整えて美しく飾るという行為をあらためて教えてくれるアレクサンドル。背筋がピンと伸びるような美意識をたたえています。(薜)

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名品図鑑16 サルトルのジョッキーブーツ


足音までが美しく

歩くたびに「コツ・コツ」とリズミカルな音を奏でる足音。世界一美しいジョッキーブーツと称されるサルトルのブーツは、艶やかな容姿だけではなく足音までもが美しい。晴れた日にしか楽しむことのできない音色。緻密なバランスによって演出される、エレガントで美しい履き姿。一度足を通せば知れるフィット感とその魅力は、多くの女性たちをたちまち虜にしていきます。
買った時の状態を保つために努力は惜しみません。雨の日は履かない。曇り空や天気が危うい日には、履き替え用の靴を持参する。パティーヌと呼ばれる染色技術によって仕上げられた神秘的で奥深い色は、クリームを塗ってお化粧なおし。傷がついたら修理に出して治してあげる。大切に履きたいと思う気持ちは自然と芽生え、末永く愛用する中で自分らしい味を出していく、そんな一生もののブーツといえるのではないでしょうか。 (村越)

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名品図鑑15 トム・フォードのウェリントン


眼鏡があなたのアティテュードを問う

世界中で男女を問わず愛用者が多く、トップファッションピースとしてジャンルを築いている黒縁眼鏡。そんなブームの火付け役であり、長きにわたって羨望の的であり続けるのがトムフォードのウェリントンだ。
王道中の王道として知られるフレームだが、トムが手がけるそれには着ける者のアティテュードが大きく関わってくる。ただ装着すればいいというわけではない。高いスーツも靴も、センスも必要ない。その人自身の在り方や美しさなどの「個の魅力」に、彼の計算し尽くされた完璧なフレームが反応する。
カンタンには手が出せない怖いアイテムともいえるが、“選ばれた者だけが似合う”と言い換えることができる。そしてこのステータスこそがファッショニスタの心をくすぐり続ける。ゴールドに輝く「T」はトムの狙いと想いの象徴として与えられているのかもしれない。                                                             (西岡)


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名品図鑑14 ファリエロ・サルティのストール


ストールにかけられた魔法

肌触りや発色の優れたストールは世の中に数あれど、ファリエロ・サルティは特別です。病みつきになるような素材感と、毎シーズン100を超すといわれる新しいデザイン。首に下げるだけで、もっと言えばそこにあるだけで滲み出る造形美は、フォルムを持たないストールに魔法をかけたかのようです。
テキスタイルブランドとして1949年に誕生したサルティに、ストールコレクションという新しい風を吹かせたのは現デザイナーのモニカ・サルティ。イタリアの伝統技術をバックに素材の研究に没頭し、革新的なセンスを一枚のストールに注ぎ込む情熱的な才女です。そのプロフェッショナルぶりは、ビッグメゾンの名だたるデザイナー達も絶大な信頼を寄せるほど。
サルティのストールはそんな彼女の「仕事」を饒舌に語っています。
(薜)


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名品図鑑13 ブルックス・ブラザーズのポロカラーシャツ



ボタンダウンシャツの誕生

作家のジャック・ケルアックやスコット・フィッツジェラルド、そしてアンディ・ウォーホルが好んだブルックス・ブラザーズのポロカラーシャツ。
1896年、ジョン・ブルックスがポロ競技観戦中に得た「襟先と身頃を小さなボタンで留める」というアイデアは、ドレスシャツ、引いてはファッションの歴史に変革を起こしました。いわゆるボタンダウンシャツの誕生です。エレガントにロールするポロカラーは着る人の体型を選ばず、それまでの堅苦しいドレスシャツにはない着心地が実現したのです。それが名品と呼ばれ、今日まで100年以上愛され続けている理由です。
誕生のきっかけとなった小さなアイデア。それは選手の襟が風にあおられプレーの
邪魔にならないようにと考えた「思いやり」だったのではないでしょうか。
(村越)

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2014年7月1日火曜日

モスキーノ&トムブラウン:ただひたすら、デザイン

ラグジュアリーブランドには、いいものを作ろうという意識がある。
いいものは何かと考えれば、結局、素材と作りの良さに尽きると思いますが、モノというのはここにデザインという要素が加わる。

このデザインというのが厄介で、この要素があるがために服の世界は昔々の頃とはまったく変わってしまったんだと思います。
幼少期から技術を磨いた職人が人生をあずけるように工房で良いものをひたすら作りつづける。
この美しさは誰も否定できないはずですが、否定されました。
それがデザインの魔力です。

モスキーノのこんな新作を見させられると、これがデザインが支配する今のモードなんだなと思います。
素材とか作りの良さとかで価値を生み出しているんではなく、ただひたすら、デザイン。
面白さ、目新しさ、発想、皮肉、…
服に対するこうした戦略や態度。ちょいワルどころじゃないですよ。本当のワルです。
そして本当のワルはそれなりに魅力的なんですよ。

参照:モスキーノ、話題のファストフードアクセサリーを原宿で発売





ちなみにトムブラウンも新作を発表しましたね。ダースベイダーっぽい世界が…といわれてますが、ちょっとだけ進撃の巨人が入ってる気もします。まあ、雰囲気ですけど…。



参照:トム ブラウン ニューヨーク 2015年春夏メンズコレクション - 平和を願うダース・ベイダー




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