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2013年5月7日火曜日

マリメッコ マイヤ・ロウエカリのデザイン感覚


またマリメッコについて話します。
今日はマイヤ・ロウエカリ(Maija Louekari:敬称略)
というデザイナーについて。
顔写真は以下のサイトで見られます。 

マリメッコの歴代テキスタイルデザイナーで
一番知名度が高いのは、
前回触れたマイヤ・イソラです。
イソラはマリメッコの創業時からのデザイナーで
2001年に亡くなっています。

イソラがマリメッコの歴史なら、
今回お話ししたいロウエカリは
マリメッコの現在形です。
1982年生まれの若いデザイナーです。

そのロウエカリの代表作がこれ
LAPPULIISA(ラップリーサ)。


LAPPULIISAは日本語で交通監視員、
厳密には「違反駐車に罰金の張り紙をする人」
という意味のようです。
当店でもこんなバッグを扱っています。



違反駐車取締がどうしてこんな形で
デザイン化されたのかはわかりませんが、
ロウエカリという人はデザイナーというよりは
イラストレーターという立ち位置に近い人で、
歴代マリメッコの中でも
単純な幾何学的模様を一歩超え、
複雑なイラスト寄りの柄をデザインすることが多いです。

ロウエカリのイラスト作品が
見られるサイトを見つけました。
ちょっと何点か拝借。




こうして見ると
マイヤ・イソラの時代と比べずっと複雑で、
サヴァン症候群の人たちが描くような
アウトサイダーアートの世界と少し似ている気がします。

1980年代生まれのデザイナーともなると、
90年代に注目されたアウトサイダーアートの世界を
多感な時期に体験しているはずだから、
そんな感覚が自分たちの世代感覚として
デザインに反映されているかもしれないですね。

というわけで、今、
マリメッコで一番注目度の高いデザイナー
マイヤ・ロウエカリの世界に触れてみました。


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