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2013年8月12日月曜日

Dolce&Gabbana : Eel Leather

ウナギ革を使ったドルチェ&ガッバーナの財布です。

ウナギ…、いわゆるイールレザーというやつです。
というわけで今回はイールレザーについて書いてみます。


幅広ピッチのシュリンク模様に
独特の美しさと味わいがあり、
牛革とは違う個性的な風貌をしています。
こんなビジュアルの面白さもさることながら
イールレザーの良さは
他にもいろいろあります。

まず、ウナギなので当たり前なのですが、耐水性に優れている。
雨や湿気に強い。濡れてもシミになりにくい。
24時間水中に浸しても
シミを残すことなく元の発色に戻る
そんな実験結果もあるくらいです。

そして強度です。牛革の1.5倍といわれます。
経年劣化に対する耐性も強く
使うほどになじんで風合いがましてくるという
天然皮革の醍醐味もあります。

革は滑らかで柔らかく、軽い。
光沢感にも独特な味わいがある。
そして動物革のクセのようなニオイが、少ない。

ギリシア神話では、ウナギの革を身につけると
幸運に恵まれるという話があるようです。
韓国などでは金運を招福する
ラッキーアイテムにもなっているとか。

デザイン的にはやはりシュリンク模様の面白さですが
あの模様は背ビレの部分からきていて
ウナギの個体ごとに違っています。
とにきウナギ同士の喧嘩からくる傷跡や
ホクロのような跡があったりと
天然皮革ならではの味わいを強めてくれます。

ところで、水に強いイールレザーですが
雨に濡れるのを嫌がるのは
レザーアイテムについての一般的な考えです。
それがイヤだからPVCのような合皮素材や
ナイロン素材に昨今需要が傾いているといえるくらいです。
工業技術が発達して利便性が高まった半面、
モノを生き物としてとらえ世話していくという作業を
みんな煩わしく感じるようになった、
PVCやナイロンの流行には
そんな昨今の空気が反映されていると思います。
そのことを考えると、イールレザーという選択肢は
人とモノとのかかわりにおいて
今後すごく重要な意味を持ってくる気がします。

さて、ドルガバの財布です。
横縞に特徴を持つイールレザーをエクステリアに使用し
対するインテリアにはシボ加工されたスムーズレザーを使用
コントラストのある表情を作り上げています。
表面の端には小振りのロゴプレート。
収納は小銭入れ、カードポケット、
札入れという標準構成になっています。
実用性もしっかり想定された二つ折り財布です。

表面の端には小振りのロゴプレート

収納は小銭入れ、カードポケット、札入れ

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